追悼 山口 佳子 様
香葉会 元副会長 土屋 知里
2025年2月7日に香葉会元会長の山口佳子さんがお亡くなりになりました。
私が山口さんに最初にメールを差し上げたのが2009年6月25日でした。その後、実際に私が参加するようになったのは2011年4月でしたが、それから香葉会解散までの約11年間一緒に活動してきました。
私の勤務先に関東学院大学の卒業生が多くいたことで繋がったご縁でしたが、卒業以来、社内のOB会以外とは学校と全く繋がりのなかった私は、山口さんと周りのみなさんのおかげで香葉会の役員として活動をさせていただき、自分の中に「人になれ 奉仕せよ」がしっかり刻まれていることに気がつくことができました。
山口さんとは方向が一緒だったので、香葉会の集まりの後も、学校のイベントの後もいつも帰り道は一緒でした。香葉会のこと、合同同窓会のこと、学校のこと、お互いの仕事の話や悩みごと、本当に沢山の話をしました。思えば人生の大先輩に対してかなり生意気な私に、山口さんは腹を立てることもなく、とても親しく接してくださいました。
山口さんは香葉会の会長となってから、関東学院各校の同窓会の集合体である「関東学院同窓会」の会長にも就任。学院の評議員や監事も務められ、またご自分のお仕事の関係を含め地元茅ヶ崎でも多くの活動に主体的に参加されていました。
山口佳子さんという人は、真面目できちんとした意見を持ち、時に頑固な一面も見せる、でも笑顔の可愛いやさしい人でした。山口さんが病気になって、様々な方から心配の声をいただきました。その心配や、励ましの声は毎回メールで伝えさせていただき、山口さんも読んでくれていましたし、この香葉会のページもいつも楽しみにしてくれていました。
昨年の夏に入院のことを聞き、その際に「香葉会のこと ホームページ等これからもよろしくお願い致します」と言われたことが忘れられません。
「オール関東」いつも山口さんが口にしていたことばです。短大だけでなく、こども園から大学まで卒業生はもちろん教職員もご家族も関係する人みんなを大切に思っている人でした。
”同窓会”や”あの頃”という学生時代は、年齢を重ねて自分の人生を振り返る余裕や時間が出来たときにこそ、大事に思えてくるものかもしれません。
思い出したときに振り返る場所があること、恩師や仲間との思い出を読んだり懐かしい写真に出会えること、それを守っていくことは、私たちが山口元会長から託されたことだと感じています。
香葉会の解散記念礼拝は2023年2月18日でした。そのちょうど2年後となる2025年2月18日が告別式の日となりました。
こんなにはやく山口さんを送ることになるとは思ってもみませんでしたが、山口さんを思って通夜、告別式にいらした方が本当に大勢いらっしゃいました。
私などより長いお付き合いの方が多い中、私などが申し上げることではありませんが、会長であった山口さんにかわり、みなさまのご厚情に深く感謝いたします。ありがとうございました。
山口さん、これからもこのページで関東学院のみなさんと繋がっていきましょうね。いつまでも一緒にいてくれると思っています。