追悼 山口さんへ
2025/05/01
香葉会 元副会長 齋藤 恵
今年もキャンパスにピカピカの新入生がやって来て、新しい1年が始まりました。
気づけばもう初夏を迎えようとしています。
あなたが旅立たれてから3ヶ月あまり。
あの日は時折雪が静かに美しく舞っていましたね。
それはまるで、真っ白な花びらのようでした。
いつだって時は自動的に流れ、季節は巡りますが、私は未だ、あなたが居ないということを受け入れきれずにいます。
突然の訃報に息が止まり、本当に意味がわかりませんでした。こんな事は初めてでした。
早くこんな悪い夢から覚めたいと、何度も目を閉じました。
山口さん、あなたは私の憧れでした。
女性として、母として、人として。
全てがお手本でした。
本当にたくさんのことを教えて頂きました。
けれども頂くばかりで、何も恩返しが出来ないまま、あなたは遠くへ旅立たれてしまいました。
さすがに少しせっかちが過ぎますょ…。
まだまだお話したいことがありましたのに…。
どうかまた、私の小さな悩みを聞いて下さい…。
そして「大丈夫よ〜」と笑って下さい…。
あのお優しい笑顔のあなたに会いたいです…。
いつかお会い出来た時に恩返し出来るように、
私はこれからも、あなたが教えて下さった全てを胸に、精一杯生きて行きます。
お側で活動させていただけて本当に幸福でした。
またお会い出来るその時まで、どうかお元気で待っていて下さいね。
そして、あの笑顔でお迎え下さいね。
「待ってたわょ〜、久しぶり〜」って。
それまで、しばしお別れです…。
さようなら。
山口さん、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。
←「■短大国文科の思い出 ~岩佐壮四郎~」前の記事へ